主催者の側で「参加しました」っていうのも少し変かもしれませんが、実際にほとんどのセッションを聞くことができましたし、交流会、3次会から4次会と有意義な時間を過ごすことができました。
遠方からいらしていただいた講師の皆様、お忙しいところを参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。
超満員の会場
今回のイベントで感じたことをメモ的に。
- 鯖江市は、「市民が主役のまちづくり」を進める上で情報公開・共有という観点からオープンデータに取り組んでいる。一方に、IT産業の振興という目的もあり、単に流行りに飛びつくということではなく、市政の方向性と整合性をとったうえで進めているところが素晴らしいし、強い推進力が生まれていると感じた。
- 自治体がオープンデータとして公開した時に、すぐさまアプリ化する技術者がいる、言い方を変えるとこういうコミュニティが形成されているところが鯖江市の強み。これがないと、データを提供する自治体側も動きが取りづらくなる。この辺スムーズな連携がとれているところが鯖江モデル。
- オープンデータを活用しアプリを作成するという取り組みで企業が潤うという、ビジネスモデルは見えていない。ただ見えていないからやらないということではなく、見えていないからこそ進めるべき。流れを追うのではなく、自ら流れを作り出す側になることこそが大事。
- もしかすると、オープンデータを使ったアプリ作成支援の得組みそのものは企業に直接の利益をもたらさないかもしれない、ただ、その過程で生まれる人的ネットワークや技術に関する知見は、かならず県内IT企業の技術のレベルアップに貢献するはずだし、福井県の認知度を上げるはず。この分野では鯖江が日本のトップグループにいることは確かだし、注目後も高い。このチャンスを見逃して、他に何のチャンスがあるのか、と。
- 福井県でオープンデータ&アプリ開発の流れさらに加速するには、鯖江の良きライバルになる自治体が必要じゃないかと妄想。ということで、、地元の坂井市にも是非頑張って欲しいと。柱はひとつよりふたつの方が強いというし。あくまでも足を引っ張るのではなく、鯖江をリスペクトしつつ、良き競争相手としてがんばろう。
- 坂井市も、最近オープンデータの取り組みを開始したらしい。
- 鯖江市にめがね会館があるように、熊堂ヒルズが坂井地区の取り組みを支える立場になれると良いなー、とこれまた妄想。(そう書いている間にも、熊堂ヒルズに入居しているNESTECの黒川さんが、坂井市のオープンデータを使ってサクッとアプリを公開してくれました。坂井市のオープデータの未来は明るい・・・かも)
- ヒットするアプリにはどこか突き抜ける要素が必要。そういう意味からいうと、自治体手動で作られるアプリはどうしても「無難」なものになりがち。観光アプリを作ったという話はよくあるが、爆発的な人気を得たという話をきかないのはそのためか。行政がデータを公開して(オープンデータ)、あとは技術者に勝手に作成してもらうことにより、行政主導ではできない面白いアプリが生まれるのではないか。
ということで、ごちゃごちゃ書きましたが、結論としては大変楽しいイベントでありましたということで(笑)
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