2010年11月12日金曜日

伝統は守るだけでは博物館のなかに入ってしまう



先週の金曜日に引き続き、今日も福井県倫理法人会・福井市中央倫理法人会さん主催のモーニングセミナーにお邪魔しました。

今回は、500年以上の歴史を持つ和紙屋、杉原商店 代表取締役 杉原吉直さんの「伝統の越前和紙」というテーマの講話を聞かせていただきました。




杉原さんとは長いお付き合いになりますが、ちゃんとセミナーを聞かせていただいたのは初めて?でした。噂には聞いていましたがiphoneを使い、写真や画像を映しだしてのセミナーは斬新でカッコ良かったです。

特に圧巻だったのは、越前和紙がインテリアの素材として各国で使われいる数十の事例を一気に解説していただいた部分です。杉原商店さんのホームページでも一部紹介されていますが、ワールドワイドに活躍されていて、素晴らしいと思いました。

またその活動は、各国のデザイナーや建築家などとのコラボレーション・協業によって形になっているものが多いことも特徴だと感じました。杉原さんのコミュニケーション力の高さが十分生かされていますね。

セミナーの最後に、杉原さんから「伝統は守るだけでは博物館のなかに入ってしまうから、守るだけでなく今の時代にあった使い方を考えて提案していくことが大事」というような言葉がありましたが(杉原さん違ってたらすみません)、杉原さんのおはなしを伺った後だと、スッと納得できました。


2 件のコメント :

杉原です。 さんのコメント...

大木さん、グラッツェ、メルシーボク~

オオキ さんのコメント...

今後、うちでもセミナー講師してくださいませ~